豊富な編集機能 | |
移動単位 | 文字・行・画面単位ばかりでなく、段落、関数など様々の 単位の移動をすることが出来る。 |
置換 (三種類) | 単純一斉・正規表現・確認しながら、の三種類の置換が用意されている |
完全な undo (やり直し) | 全ての操作を保存しているので、間違った変更を完全にやり直すことが出来る |
鍵盤手続 (keyboard macro) | 入力手順を登録し、同じことを何回も実行することが出来る |
切貼 Cut and Paste | |
10 個の名前無の cut/paste buffer (キル・リング) | 切取った部分(あるいは写し)を10 単位まで順に覚えていて、 順に戻って取出し、貼り付けることが出来る。 |
レジスタ(長さ一文字の変数) | レジスタ (ただしその名前は一文字で表わす、つまり名前の長さが一文字の変数) に、切取った文字列、範囲、位置 を保存し、後で名前で呼出し、 貼付けたり、以前の位置に戻ったり出来る。 (26 + 10 + 10 種くらい) |
距形領域の切貼 | M-x kill-rectangle ( C-x r k ), M-x yank-rectangle とすることで、距形の範囲を切取り、貼り付けたり、空白にする ことが可能 |
複数の対象を同時に操作する | |
複数のバッファ取扱可 | 同時にいくつの譜でも開けられる |
画面の縦・横分割 | 縦・横に 画面を分割して、同じ譜あるいは別の譜を開けて 複数の部分を同時に見ながら編集出来る |
複数の画面(X 11) | Frame という機能でいくつも画面を作ることが出来る |
障害の回避 | |
autosave | (設定無で)一定間隔での自動保存。(一例) 30 秒何も しない時。 (#xxx# という名前のもの。M-x recover-file で復活出来る) |
backup file | (設定無で)修正開始前のものを保存 ( xxx~ という名のもの) |
完全な undo (やり直し) | 上の「豊富な編集機能」の中に分類してあります。 |
メジャーモードとマイナーモード ( C-h m または M-x describe-mode ) | |
メジャーモード |
面画の下の「状態行(mode line)」に書いてある (Fundamental) などを指す。
鍵の割当(key bindings)、色付(font-lock) 、新しい関数などが設定される。
M-x lisp-interaction-mode などと名前を指定して変更も出来る
編集対象による切換、またはどの応用系(application) を使っているか という切換になる。 メジャーモードは、作業領域(buffer)の状態として、一つだけ選べる。 |
マイナーモード | こちらは付加的に設定出来る内容。同時にいくつも設定出来る |
Elisp 語による拡張性 | |
編集対象別メジャー・モード |
色付,
キー割当,
新しい関数・機能の定義,
TAB stop,
段下げ(indentation)などを
編集対象言語別に設定出来る これらは編集する譜の名前(の末尾)で判別する。 中身の一行目も効果がある。 #!/usr/local/bin/perl とか、 -*- HTML -*- のように書いてあると読んでくれる /usr/local/share/emacs/20.7/lisp/progmode/ |
アプリケーション・パッケージ | Emacs Lisp を使った様々な機能が予め用意されている (メール・ニュース・shell などの環境) /usr/local/share/emacs/20.7/lisp/ |
第三者による環境 | Emacs Lisp を使って様々な拡張が出来る。 そのため、 メール・ニュースの環境を別途入手して使うことが出来る。 (Mew/WL, Semi-gnus, w3 etc,これもメジャー・モード) |
User Interface の統一性 | 上記のように環境を用意すると、中では 文字・画面単位の移動、切貼、譜の取込・書出し といった操作が統一される。 ちょうど Apple が UserInterface Guide Line を作成したのと同じ結果になる |
各種変数と hook | 動作を変更するための各種の変数と、 各種動作の始まり・終了に自分の設定を行なうための hook が用意されているので 自分用にカスタマイズすることが可能 ( ~/.emacs, または ~/.emacs.el に行なう) |
Dired ディレクトリ・エディタ | 譜の操作を画面から出来る。 |
フリー・ソフトウェアであること | |
動作環境 | 非常に多くの機種/OS で動作し、それらを当然、 同じ操作で使うことが出来る |
User Comminity | User Comminity が広い(使っている人が多い)ことの利点 --- いろいろなものが作られる。教えてくれる人も多い -- |
豊富なオンライン・へルプ | |
導入説明 (Tutorial) |
M-x help-with-tutorial または C-h t とすると 使い始めたばかりの方が(日本語で)読みながら操作に慣れて行 くことが出来る。 |
info | M-x info, C-h i とすると info と呼ばれる(ちょっと旧式の) ハイパー・テキスト画面で様々な説明を読むことが出来る |
apropos | 文字列の断片、または正規表現を入力すると (その時に) 利用出来る関数・変数名の一覧を得られる。 |
M-x describe- | と入力して 空白キー・TAB キーを打つと 多くの候補 が表示される |
M-x describe-binding | M-x describe-variable などで変数名・キー割当・関数 などの説明を得られる。 これらは 20 種以上ある。 |
M-x list- | list- という関数も 20 近く用意されていて、「何々の一覧」 というものを表示する。例 M-x list-faces-display |
メニュー | 画面の一番上に表示されているメニューは メジャーモードによって変化する。 またそれを見るとキー割当を知ることも出来る |
入力補助 | |
入力窓 (Mini Buffer) での Tab, 空白キーによる補完機能 | 譜名を入力する場合や、M-x で操作・関数名を入力する場合などに Tab や 空白キーを打つと、その時に入力出来る候補を全て表示する --- Tab(可能な限り), 空白キー(一語だけ) --- |
鍵盤手続 (keyboard macro) | C-x (, C-x ) で登録する。 この表の最初の分類の「豊富な編集機能」の中を参照。 |
短縮入力 Abbrevs | C-x a で始まる操作を使って、電話の短縮番号のように 「入力する文字列に対して、短縮形を設定」出来る |
多言語対応 (Mule = MULti lingual Enhancement to GNU Emacs) | |
様々な言語を取扱える |
(メニューから)
Mule -> Show script Examples を選ぶか、
C-h h として見ると、
(書体が用意されていれば)
各国語
の文字が表示される
30 以上の 1 byte/8 bit 言語、四つの 2bytes 文字言語 |
同時に複数言語 | 一つのバッファに同時に複数の言語を表示・入力することが出来る (これが出来るのは Mule/Emacs-20 だけ) |
改行文字 | 本来、多言語とは人間の読み書きする多くの言語という意味
であるが、計算機上の coding-system ということで、人間用には
一つの言語であっても計算機上で別の表現をとることもある。
(一例 euc, sjis, iso-2022-jp)それにも対応する上、改行文字についても、
CR, LF, CR+LF のどれもそのまま編集出来る。
またこれらの間での相互変換も容易 |
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