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【設置方法】
まず、majordomo-1.94.4 をそのまま入れて動か
すことを 説明します。これは上記
majordomo-1.94.4 に含まれるINSTALL という
名前の譜 (file) の内容 に沿ったものです。 実
はこのままでは細かい問題がありますが、それは
別掲します。 Majordomo を動かすには、perl
5.001 以上が入っていることが必要です。入って
いない場合には release 最新版 の
Perl5.005_03 を入れることにします。
僕の場合でしたら ./Configure -des -U d_setlocale
; make ; make test ;make install
で入れます。
【 Majoromo の入手】
Majordomo の入手ですが、1.94.4 は出て長い
ので、CDROM にも良く入っているのではないかと
思います。ftp の場合は表を見て下さい。
【 majordomo-1.94.4 を展開する】
tar zxf majordomo-1.94.4.tar.gz
などとします。
【README など】
tar 形式を開けた中に入っている大文字の譜
(file) は各種説明が書いてあるのでこの拙文で
不明な時は(英語ですが) 随時参照して下さい。
FUTURE 将来
INSTALL 設置方法
LICENSE 契約・使用条件
NEWLIST Mailing List の追加方法
NEWS 直前の版からの変更点
README まずは読んで下さい。
【どこに設定するか】
Majorodomo の動作としては(以下の説明、特に
majordomo.cf の中に出て来る変数名で言えば)
$homedir と $listdir が大切です。$homedir は
program そのものが置いてあるところ。$listdir
は追加したメーリング・リストの設定をするとこ
ろです。僕は
$homedir = /usr/local/majordomo
$listdir = /var/majordomo/lists
としていて、以下の説明でも、これを前提にし
た部分が多いですが、後者は、
$listdir = /usr/local/majordomo/lists
などとすることも多いようです。
その時には適宜読み替えて下さい。
これらは後述の Makefile/majordomo.cf の中に設定します。
表にまとめておきました。
【 account 関係の設定】
まず初めに Majordomo を動かす group と
user の ID を決めます。
上記 INSTALL には、
userid = majordomo, groupid = daemon を使
う。もしあなたが daemon の group に入ってい
れば、 majordomo の管理についてはそのまま(su
や newgrp しないで) 操作が出来る。 もしgroup
id を daemon 以外にしたいなら、それも可能で
ある。 しかしその場合には (sendmail を使って
いるなら、/etc/sendmail.cf の中の T で始まる
行を使って) userid を「信用出来る使用者
(trusted userid)」に設定しておく必要がある。
と書いてあります。
userid は通常八文字で majordomo という名前は
は九文字あるので、 最後の o を取除いた
majordom という文字列を使います。
そうして、その場合には majordom の uid も
決めておきます。例えば 77 などと、既に使われ
ていない uid から選びます。どういう選択があ
るのか表にまとめて見ました。つまり設定としては、 表のどれかの方法を選
ぶことになります。
上で決めたことに基づいて、vipw などを使っ
て、majorodom の account を作ります。また
/etc/group などに上記の内容を設定します。
【必要に応じて Makefile を修正】
Makefile の中を見れば説明が書いてあるので、
それに従って変更します。表
に 良く変更する項目と変更例を示します。
【 majordomo.cf を用意】
cp sample.cf majordomo.cf とした後で
表に書いてあるような変更をします。
【 make wrapper 】
make wrapper とすれば wrapper が出来ます。
【 make install ; make install-wrapper】
これで動作に必要なものが $homedir に入ります。
【前述 $listdir を用意する】
$listdir は いくつもの Mailing List を設定
しておくところです。NEWLIST (新しく Mailing
List を追加する)の方に説明があります。それを
次のようにして用意します。
mkdir -p /var/majordomo/lists
chown majordom.daemon /var/majordomo/lists
chmod 664 /var/majordomo/lists
(中にどのようなものが置かれるかは後述します)
【/etc/aliases の設定】
この設定は/etc/aliases に直接書き加えるか、もし send-
mail-8.6 以降を使っているのでしたら、次のよ
うに別のものに設定しておいた方が (majordomo
の設定だけを分けておけるので) すっきり設定出
来ます。その時には sendmail.cf の中に次のよ
うなうちの一行を書いてその場所を知らせておき
ます。
( sendmail.cf の中にどちらか一行追加)
OA/var/majordomo/majordomo.aliases
OA/usr/local/majordomo/majordomo.aliases
このように書いておいて、その知らせた名前の中か
あるいは /etc/aliases の中に
に次の三行を加えます。
majordomo: "|/usr/local/majordomo/wrapper majordomo"
owner-majordomo: you
majordomo-owner: you
この時に、もちろん you のところには自分の
宛先を書きます。
【config-test】
root でもなく、majordom user でもない使用
者になってから、Majordomo の home に次のよう
に cd して
cd /usr/local/majordomo
./wrapper config-test
として見ると、いろいろ調べて、
85 行くらい
の報告が表示され、最後に
majordomo-users@greatcircle.com
に登録しますかと聞いてきます。no と入力すると
Ooooh, like to live dangerously, eh?!
「本当にそれで大丈夫 ?」
と言われますし、yes と入力すると
majordomo-registration@greatcircle.com
に次の四つの情報が送られます。
Majordomo Version:
Perl version
Majordomo Owner:
Uname:
【仮の ML を作って lists 操作を確認】
ここで「仮の ML を作る」とは (ここでは名前
は test だとして)
touch /var/majordomo/lists/test あるいは
touch /usr/local/majordomo/lists/test
のようにして、空(大きさ 0) の譜を作ることです。
この後で majordomo@機械名 に 本文に lists と
だけ書いたメールを送ると test という名前が返っ
て来るはずです。
この後に majordomo-1.94.4/NEWLIST に書いて
ある作業をすると 本当に Mailing List が出来
ます。
この次は「問題」↓です。
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